柳田大輝、世界陸上への道!4連勝で日本選手権に挑む
柳田大輝が4連勝で世界陸上への切符を狙う。両親が語る彼の強さと成長の軌跡。

柳田大輝の4連勝と世界陸上への挑戦
柳田大輝(21歳、東洋大)は、2025年東京世界陸上の最終選考会を兼ねた日本選手権に臨む。4月の学生個人選手権で優勝し、5月の関東学生対校選手権では参考記録ながら9秒95をマーク。セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)とアジア選手権でも2連覇を果たし、現在4連勝中だ。
両親が語る柳田の強さ
父・輝光さんと母・昌代さんは、ともに元陸上選手で、柳田の強さの原点を語る。輝光さんは「全部、やり残したことがないようにってやっている。より気持ちが入っている」と、息子の変化を感じ取っている。柳田は長身182cmを生かした大きなストライドが強みで、東農大二高時代から注目を集めてきた。
試練を乗り越えて
昨年のパリ五輪では、日本選手権で個人代表を逃したが、400メートルリレー代表として出場。決勝ではメンバーから外されたが、両親は「日本の代表として行ったことが我が家の誇りだよ」と声をかけた。柳田はこの経験を真正面から受け止め、成長した。
日本選手権での目標
柳田は日本選手権で初優勝を目指し、世界陸上の参加標準記録(10秒00)突破を狙う。父・輝光さんは「自己ベストを出してくれたら、それが一番」と語る。熱い夏の戦いが始まる。
男子100メートルの展望
世界陸上代表枠は最大3人。参加標準記録を突破して3位以内に入れば内定。柳田大輝とサニブラウン・ハキームは現在枠内にいる。桐生祥秀や小池祐貴らベテランも健在で、早大4年の井上直紀も勢いがある。