【陸上】新妻遼己が5000mで32年ぶりの金字塔! 世界を見据えた戦略的勝利の軌跡/広島インターハイ
西脇工・新妻遼己が広島IH男子5000mで32年ぶりの日本人優勝を達成。留学生との熾烈なバトルを制した戦略的レース運びと世界を目指す覚悟に迫る。

歴史的勝利の瞬間
2025年7月27日、ホットスタッフフィールド広島にて男子5000m決勝が実施。新妻遼己(西脇工3年)が13分50秒05のタイムで日本人32大会ぶりの金メダルを獲得した。
レース戦略の転換
- ハイペース仕掛け:初日1500mで2位だった反省を活かし、スタートから主導権を掌握
- 中間調整:中盤は3番手ポジションで体力温存、留学生集団の動きを冷静に分析
- 終盤爆発:残り1000mから2段階加速で差を決定(最終周回ラップ60秒台)
留学生との攻防
- ケンボイ(倉敷)とのタイム差逆転作戦
- ムティアニ(山梨学院)との心理戦
- カルリ(青森山田)ら留学生集団の追撃を封じる位置取り
勝利の要因
- データ分析:過去3年間の優勝タイム(平均14分02秒)を大幅更新
- コンディション管理:高地トレーニングと水分補給の徹底
- メンタル強化:双子の弟・昂己との切磋琢磨が生んだ精神力
歴史的意義
年 | 優勝者 | 所属 | タイム |
---|---|---|---|
1992 | 中原大輔 | 由良育英 | 14分08秒 |
2025 | 新妻遼己 | 西脇工 | 13分50秒 |
新妻のコメント:
「駅伝での区間賞獲得が次なる目標。鈴木琉胤先輩からのバトンを確実に繋ぎます」
未来への展望
- 8月の世界ユース選手権代表内定
- 大学進学後のマラソン転向計画
- 2028ロス五輪代表候補に名乗り