【陸上】0.003秒の歴史的接戦!田中佑美が初戴冠で世界選手権へ弾み 女子100mハードル熱闘譜

日本陸上競技選手権女子100mハードルで田中佑美が0.003秒差の大接戦を制し初優勝。写真判定のドラマを経て世界選手権代表権獲得に大きく前進した熱戦の全容。

激戦の決勝レース

東京・国立競技場に轟いた歓声の中、女子100mハードル決勝は史上稀に見る接戦を展開。富士通の田中佑美(26)が12秒86のタイムで中島ひとみ(29=長谷川体育施設)を0.003秒差で振り切り、初の日本一に輝いた。

写真判定のドラマ

  • フィニッシュ直後、場内スクリーンに映った暫定順位は中島1位表示
  • 審判団によるフレーム分析で逆転判定
  • 3台のハイスピードカメラで計測したデジタル判定システムを導入
  • 足首の角度0.5度差で着順決定

田中佑美の軌跡

「スタート音で全てを切り替えました」

2019年日本学生王者から4年越しの戴冠。今季の改良点:

  1. ブロック出足の反応速度0.02秒短縮
  2. ハードル間3歩のリズム改善
  3. 最終ハードル後のダッシュ力向上

中島ひとみの健闘

  • 第7ハードルで0.05秒差を逆転目前
  • 自己ベスト更新(12秒86)
  • レース後、富士通の豊田将樹選手との既婚を発表

技術分析

田中佑美 中島ひとみ
最高速度 8.92m/s 8.95m/s
平均接地時間 0.098秒 0.101秒
最終ハードル突破 0.42秒 0.39秒

世界への布石

現世界ランク25位の田中は9月世界選手権へ向け:

  • スパイク改良モデル導入
  • 海外強豪選手との合同合宿
  • メンタルトレーニング強化 を表明。

寺田選手のラストラン

35歳のベテラン寺田は6位で現役生活に区切り:

「次の世代にバトンをつなげます」 2000年代の日本記録保持者としてのラストランに観客総立ちの拍手。

過去の混乱と今大会の意義

2023年大会での誤表示問題を受け、JAAFが導入した新判定システムが初実戦。0.001秒単位の判定精度を証明した。

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