侍ジャパン注目の左腕・江藤蓮が完投!未来富山、春夏通じて初の甲子園出場を決める
未来富山のプロ注目左腕・江藤蓮が完投勝利でチームを春夏通じて初の甲子園出場に導いた。

未来富山、創部8年目で初の甲子園出場
2025年7月26日、富山市民球場で行われた第107回全国高校野球選手権富山大会決勝で、未来富山が高岡商を13-7で下し、春夏通じて初の甲子園出場を決めました。この勝利の立役者となったのは、プロ注目の左腕・江藤蓮(3年)です。江藤は155球を投げ切り、完投勝利を収めました。
江藤蓮の活躍
江藤は「先発を任されたからには、誰にもマウンドを譲らないぞという気持ちでした」と語り、準決勝・富山第一戦から中1日での登板にもかかわらず、見事な投球を見せました。6回には自らも高校通算9号ソロホームランを放ち、投打にわたって躍動しました。9回には高岡商の粘りに苦しみましたが、最後まで投げ抜き、勝利を掴み取りました。
侍ジャパンでの経験
今年4月には高校日本代表候補の強化合宿に招集され、浦和実業の石戸颯汰や京都国際の西村一毅とともに練習に励みました。特に、石戸とはカーブの握り方について意見を交わし、西村とは「甲子園で会おう」と誓い合いました。江藤は念願の甲子園出場を果たし、「甲子園では148キロを」と自己最速145キロの更新を目指しています。
未来富山の特色
未来富山は全校生徒24人中、23人が野球部員という異色の通信制高校で、全員が「アスリートコース」に所属しています。授業は午前中で終わり、午後1時から練習に励むという環境が整っています。江藤も野球に集中できる環境に魅力を感じ、故郷の長野を離れて富山県魚津市で寮生活を送っています。北アルプスを望む環境で、富山県の良さを「海鮮がおいしい」と表現しています。
甲子園での活躍に期待
江藤を中心とした未来富山は、富山代表として甲子園のアルプススタンドを沸かせる準備が整っています。今後の活躍に期待が寄せられます。