【フィギュア】三宅咲綺が涙の総合4位 トリプルアクセル挑戦の代償と五輪への決意
サマーカップでSP首位の三宅咲綺がフリーで失速し総合4位に。トリプルアクセル挑戦の軌跡と、初の国際大会CS木下グループ杯へ向けた五輪代表争いの行方を分析。

トリプルアクセル挑戦がもたらした代償
22歳の三宅咲綺(シスメックス)がサマーカップ女子で見せた挑戦姿勢に注目が集まった。SPでは安定した演技で首位に立つも、フリーではトリプルアクセル(3回転半)の着氷ミスに続き、後半ジャンプの回転不足が響き116.56点(合計188.07点)に終わった。
技術的課題と体力配分
- 練習成功率80%超のトリプルアクセル本番決行
- 後半プログラムでのスタミナ切れ顕在化
- 2本の単発ジャンプが2回転に減速
五輪代表争いの行方
2026ミラノ五輪出場枠「3」をかけた戦略的スケジュールが明らかに:
- 9月CS木下グループ杯でISU公認大会デビュー
- 全日本選手権での表彰台必須
- シーズン最高得点ランキング上位3位入り
三宅本人のコメント:
「アクセルを諦めれば安定するが、国際大会で通用する技術を磨くことが優先。この悔しさをCSで晴らします」
データで見る競技力向上
要素 | 前シーズン比 | 今季目標 |
---|---|---|
演技構成点 | +3.2点 | 65点台 |
ジャンプ成功率 | 72%→85% | 90%突破 |
スピンLv | 3→4 | 全要素4 |
次戦のCS大阪大会では、3回転半の完全成功とプログラム後半のスタミナ強化が最大の焦点となる。