高安の不屈の闘志!名古屋場所6日目で1敗死守、初賜杯へ向けて前進
大相撲名古屋場所6日目で高安が安青錦を退け、1敗を守りながら初賜杯を目指す。御嶽海も全勝をキープし、優勝争いが熱い展開に。

高安の不屈の闘志
名古屋場所6日目、小結・高安は東前頭筆頭・安青錦を上手投げで退け、5連勝で1敗を守りました。35歳の高安は、悲願の初優勝を目指しており、勢いに乗る新鋭・安青錦の壁となりました。安青錦は今場所、横綱・豊昇龍から金星を挙げるなど、1横綱、1大関、2関脇を撃破してきた強敵でしたが、高安はその勢いを止めることに成功しました。
試合のハイライト
高安は突っ張って前に出たものの、安青錦に潜り込まれ、左足を狙って「内無双」を仕掛けられました。しかし、高安は内ももを手で払って体を反対側にひねる相手の動きを想定しており、「しっかり反応できた」と胸を張りました。耐えてすぐに体を起こし、肩越しに右上手を引いて豪快に投げ、歓声を背に「慌てないこと。それだけを考えていた」と冷静に対応しました。
御嶽海の全勝キープ
一方、西前頭16枚目・御嶽海は西同13枚目・正代を寄り切り、ただ一人の全勝をキープしました。御嶽海は「序盤は動きが良くなかったけど、勝ってからどんどん良くなってきた」と手応えを感じています。
高安の初賜杯への道
高安はこれまで幕内で優勝同点・次点を計9度経験しており、直近では3月の春場所で大の里との優勝決定戦に進んだものの、初賜杯を逃しました。しかし、今場所は新横綱・大の里の太刀持ちを務めるなど、新たな挑戦にも対応しています。高安は「身が引き締まる。いい経験をさせてもらっていますね」と冷静に対応しており、初賜杯への意欲を燃やしています。
今後の展望
名古屋場所はまだ序盤ですが、高安と御嶽海の活躍により、優勝争いはますます熱い展開が予想されます。高安の不屈の闘志と御嶽海の全勝キープが、今後の試合をさらに盛り上げることでしょう。