北口榛花、七夕の願い『やりがまっすぐとびますように』で世界陸上2連覇を目指す
北口榛花が七夕の短冊に『やりがまっすぐとびますように』と願いを込め、世界陸上2連覇を目指す決意を語った。

2025年7月7日、東京都内で行われた世界陸上東京大会の日本代表選手会見に、女子やり投げの北口榛花(27)=JAL=が出席した。北口は、6日に閉幕した日本選手権を右肘の内側上顆炎のため欠場したが、順調な回復を明かし、世界選手権2連覇に向けて七夕の短冊に願いをしたためた。
会見の最後に北口は、笹に短冊をくくり付け、『やりがまっすぐとびますように』と願いを込めた。彼女は「こんなの願っちゃダメだと思うんですけど…。願いたいぐらい、本当にやりが真っすぐ飛ばなくて悩んでいるので…」と苦笑いしながらも、2連覇に向けて切実な思いを打ち明けた。
北口は、世界選手権と同じ国立競技場で行われた日本選手権を欠場したが、順調に回復しているとし、「痛みはなくなってきている。8月下旬には復帰できるようにがんばりたい」と見通しを明かした。すでに下半身を中心にトレーニングを再開しており、8月20日のダイヤモンドリーグ・ローザンヌ大会での復帰を目指している。
「自国開催の世界陸上は最初で最後だと思う。世界陸上で一番をとる喜びは自分が一番わかっているので、みなさんの前で金メダルを取れるようにしっかり準備したい」と北口は語り、自国開催の大舞台へ照準を合わせている。