伯桜鵬、白鵬氏への思いを語る:名古屋場所での優勝を目指す
伯桜鵬が恩師・白鵬氏への思いを語り、名古屋場所での優勝を目指す奮起を誓いました。

元横綱照ノ富士の伊勢ケ浜親方が継承した伊勢ケ浜部屋が18日、堺市内で新体制として初となる稽古を公開しました。幕内伯桜鵬は、9日に日本相撲協会を退職した元宮城野親方の白鵬翔氏への思いを語りました。
伯桜鵬にとって白鵬氏は、宮城野部屋入門前から憧れ、慕った尊敬する恩師です。2日に退職が発表された直後は口を重く閉ざしていましたが、約2週間がたったこの日、神妙な顔つきながら「やっぱり自分の憧れの人だったので、さびしい思いはあります」と率直な胸の内を明かしました。
退職発表後に同氏から「強くなるしかないぞ」と送られた最後の激励を胸に、今は気持ちを前へと向けています。新入幕優勝を逃した23年名古屋場所以来のリベンジへ「縁起のいい場所。幕内で優勝争いしたい思い」と奮起を誓います。
代替わりしても変わらぬ厳しい指導を続ける伊勢ケ浜親方の下でもまれ、かつての師匠への恩返しとなる賜杯をつかむことを目指しています。