2025年F1スペインGP:角田裕毅、ピットレーンスタートから13位フィニッシュの軌跡
2025年F1スペインGPで、角田裕毅がピットレーンスタートから13位フィニッシュ。セーフティカーの影響とマシンの改善点について語る。

2025年F1スペインGP決勝で、レッドブルの角田裕毅はピットレーンからスタートし、13位でフィニッシュした。角田は予選で20番手に終わり、チームはパルクフェルメ下でサスペンションのセットアップとフロントウイングの仕様を変更したため、ピットレーンスタートとなった。
ミディアムタイヤでスタートした角田は、8周目にソフトタイヤに交換。その後、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)をかわし、12番手までポジションを上げた。24周目に再度ソフトタイヤに交換し、44周目にソフトタイヤを装着した。
15番手走行中にセーフティカーが出動し、54周目に4回目のタイヤ交換を行った。ユーズドソフトタイヤで15番手からリスタートした角田は、古いタイヤを履いたエステバン・オコン(ハース)をかわし、14番手でフィニッシュ。前を走行していたオリバー・ベアマン(ハース)のペナルティにより、13位に繰り上がった。
角田はレース後に次のように語った。
- 「セーフティカーが出るまでは、ポイントを獲得できる可能性がありました。今週末は望んでいたようなものではありませんでしたが、これが現実です」
- 「今週は浮き沈みがありましたが、今日のペースは悪くありませんでした。ピットレーンスタートは決して理想的ではありませんが、今日は順位を上げるために何か違うことを試す必要があると分かっていました」
- 「セットアップに関していくつか異なることを試したものの、最終的に今日の結果に大きな影響はありませんでした。それでも、カナダで改善するための策についてアイデアを得ました」
- 「まだ望んでいる位置にはいませんが、チームとして努力を続け、週末全体を通して一貫性を保つことを目指していきます」
角田はまた、セーフティカーのタイミングが良くなければポイントを獲得できた可能性があったと述べた。マシンの状態はFP1から変わらず、ペースは悪くはないが、望んでいるペースではなかったと語った。
[オートスポーツweb 2025年06月02日]