【F1ベルギーGP】ピアストリ圧倒的ポール! 0.477秒差の劇的バトル 角田裕毅はセクター2苦戦でSQ2敗退
2025年F1ベルギーGPスプリント予選でオスカー・ピアストリが圧倒的速さでポールポジションを獲得。フェルスタッペン、ノリスが続く中、角田裕毅はセクター2のタイムロスでSQ3進出を逃す。激戦の予選セッションを徹底リポート。


スプリント予選ハイライト
▷ SQ1:角田ギリギリ突破もハミルトンまさかの脱落
気温22℃・路面温度36℃の理想的なコンディションの中、12分間のSQ1がスタート。角田裕毅は最終アタックでトラックリミット違反タイム抹消の危機を乗り越え、13番手でSQ2進出を決めました。一方、7度のチャンピオンルイス・ハミルトンは最終シケインでのスピンが響き、18番手で予選敗退という衝撃的な結果に。新人アントネッリもターン14でのスピンが致命傷となり、最下位に沈みました。
▷ SQ2:マクラーレンの戦略が光る
10分間のSQ2ではマクラーレンが早めのピットアウトで戦略的優位を確保。ピアストリは最初のアタックでトラックリミット違反を犯すも、2回目の挑戦で1:41.706の速さを記録。対する角田はセクター1(ラ・ソース~ルージュ)でフェルスタッペンと同等の速さを見せるも、中盤のセクター2(ポウヨン~スタヴロット)で0.3秒のロスが発生。最終的にトップ10までわずか0.056秒差の12番手に終わりました。
決定的瞬間
- ピアストリの無線通信:"The car is on rails!"(マシンがレールのようだ!)と興奮冷めやらぬ様子
- セクター2の壁:角田マシンのダウンフォース不足が露呈、ミディアムタイヤ管理に苦戦
- フェルスタッペンの追撃:最終アタックでセクター3最速を更新も、マクラーレンの速さに届かず
タイヤ戦略分析
セッション | コンパウンド | 注目ドライバー |
---|---|---|
SQ1 | ミディアム | 角田(13位) |
SQ2 | ミディアム | ピアストリ(1位) |
SQ3 | ソフト | ノリス(3位) |
次戦の焦点:スプリントレース本番ではソフトタイヤの耐久性が鍵に。ピアストリのスタート安定性と、角田のリバッテリーン(順位回復)に注目が集まります。