F1スペインGP予選:ルクレールのタイヤ温存戦略とその責任感
F1スペインGP予選でシャルル・ルクレールがタイヤ温存戦略を選択し、その結果と責任感について語った。

2025年6月1日、F1第9戦スペインGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は7番手という結果に終わった。ルクレールは予選Q3で1回しかアタックをせず、その背景にはタイヤ温存戦略があった。
ルクレールはQ3中盤にアタックを行い、暫定4番手タイムを記録したが、その後ライバルたちがタイムを縮めた結果、最終的に7番手となった。この戦略はルクレール自身が決めたもので、決勝に向けてより良いタイヤを残すためのものだった。
ルクレールは予選後のインタビューで、この戦略について以下のように語った。
「Q3で新品タイヤが2セットあれば、もっと楽だったし、タイムも縮められただろう。でも、雲が多かったし、予選の結果は完全に僕の責任だ。」
「チームが最後に行けと後押しする中、Q3の中盤に出ていったのは僕の選択だ。ミスを防ぎ、2周目を走るチャンスを失わないためにプランBを持っておきたかった。だから、これは僕の責任だ。」
ルクレールは、もし決勝で悪い結果に終わればその責任は自分にあるとも述べた。
「明日のレースに向けて、より良いタイヤを残すためにこの選択をした。もし悪い結果になれば、その責任は僕が負う。上手くいけば、チームを牽引した功績として喜んで受け取るよ。」
7番手という結果はフェラーリの期待を少し下回るものだったが、ルクレールはこれが現状であると受け止め、明日のレースでこの選択が報われることを願っている。