モナコGP FP2:ルクレールが最速タイムで地元優位!フェラーリとマクラーレンがトップ4を独占
2025年モナコGPのFP2で、地元のチャールズ・ルクレールが最速タイムを記録。フェラーリとマクラーレンがトップ4を独占し、レーシングブルズ勢も健闘。

モナコGP FP2 ハイライト
2025年F1第8戦モナコGPのフリー走行2回目(FP2)が現地時間5月23日に開催されました。地元モンテカルロの晴天の下、気温23℃、路面温度38℃のドライコンディションで行われました。
セッションの概要
FP2は、予選及び決勝と走行条件が近いため、走行データ収集が重要なセッションとなりました。60分のセッション開始とともに、各チームは積極的に周回を重ねました。多くのドライバーが序盤にミディアムタイヤを選択し、ソフトやハードタイヤを選ぶドライバーは少数でした。
赤旗とトラブル
セッション開始8分後、イザック・アジャーがトンネル区間明けのターン10で左リアタイヤをウォールにヒットさせ、タイヤがパンク。これにより赤旗が掲示され、アジャーは自走でピットに戻りました。FP2は残り47分から再開されました。
その後、残り41分でオスカー・ピアストリがターン1でタイヤをロックさせ、バリアに衝突。これにより2度目の赤旗が掲示されました。ピアストリはフロントウイングを壊しましたが、深刻なダメージはなく、スロー走行でピットに戻りました。
セッション再開とタイムアタック
テックバリアの修復に少し時間がかかりましたが、セッションは現地時間17:34から残り36分で再開されました。各チームはコンパウンドがバラバラながら、トラック内に留まって周回を続けました。トラフィックの発生は避けられず、ソフトタイヤを装着して複数回タイムアタックを行うドライバーもいました。
最終結果
残り15分時点で最速はチャールズ・ルクレールの1:11.355。2番手はルイス・ハミルトンでフェラーリが1-2、3番手はオスカー・ピアストリ、4番手はランド・ノリスでマクラーレン勢が3-4となりました。5番手はリアム・ローソン、6番手はフェルナンド・アロンソ、7番手はアレクサンダー・アルボン、8番手はアンドレア・キミ・アントネッリ、9番手はマックス・フェルスタッペン、10番手は角田裕毅というタイム順でした。
終盤の展開
終盤に入ると、各ドライバーがロングランに入ったため、大幅なタイム更新はありませんでした。結果として、ルクレールが1:11.355の最速タイムでFP2を終えました。FP1に続き、地元レースの初日セッションで立て続けにトップタイムを記録しました。
2番手は0.038秒差でピアストリ、3番手はハミルトン、4番手はノリスとなり、トップ4はフェラーリとマクラーレンが入り混じりました。5番手はローソン、6番手はアジャーと続き、レーシングブルズ勢が5-6となりました。7番手はアロンソ、8番手はアルボン、9番手はアントネッリと続き、10番手はトップから0.713秒差でフェルスタッペン。僚友から0.004秒落ちで、11番手は角田というタイム順でモナコGPの初日を終えました。