大相撲夏場所:大の里、自己新の12連勝で2場所連続4度目Vへ
大の里が自己新の12連勝を達成し、2場所連続4度目の優勝を目指す。支度部屋での冷静な姿勢も注目。

大の里、自己新の12連勝で優勝へ
大相撲夏場所12日目、大の里(二所ノ関)は伯桜鵬(伊勢ケ浜)を難なくはたき込み、自己新となる12連勝を達成しました。この勝利により、大の里は2場所連続で4度目の優勝に大きく近づきました。
支度部屋での冷静な姿勢
勝ち名乗りを受けた直後、大の里は支度部屋で「まだ場所は終わってない。自分の事だけ考えて明日、頑張ります。やるべき事をやる」とコメント。浮かれることなく、冷静な姿勢を保ちました。
対戦内容
大の里は立ち合いのもろ手で伯桜鵬の上体を押し上げ、前のめりになったところを引き技で仕留めました。八角理事長(元横綱北勝海)も「踏み込んでいる。それで相手が攻め切れない。落ち着いている」と評価しました。
今後の展望
13日目に大関琴桜に勝てば、大の里は2場所連続で4度目の優勝が決まります。地元の石川県津幡町も、異例の平日パブリックビューイングを実施し、万全の態勢で後押ししています。
歴史的背景
大の里が13日目に優勝を決めれば、2015年初場所で全勝だった横綱白鵬、日本出身力士では1996年秋場所の横綱貴乃花(全勝)以来の快挙となります。
巡業での宣言
4月7日の同町での巡業で「高みを目指して」と宣言してから50日弱。有言実行の舞台が整いました。