健大高崎の新星・石垣聡志が初先発で3回1失点の好投!2年ぶりの準決勝進出に貢献
健大高崎の1年生・石垣聡志が公式戦初先発で3回1失点の好投を見せ、2年ぶりの準決勝進出に大きく貢献しました。

健大高崎の新星・石垣聡志が初先発で3回1失点の好投
2025年5月20日、ノーブルホームスタジアム水戸で行われた春季高校野球関東大会第3日。健大高崎(群馬1位)の1年生・石垣聡志投手が公式戦初先発を果たし、3回を投げて3安打1失点の好成績を収めました。この活躍により、健大高崎は2年ぶりの準決勝進出を決めました。
初々しい笑顔で語る石垣聡志
試合後、石垣聡志投手は「こんなにたくさんの観客の中で投げたのは初めて」と初々しい笑顔を見せました。彼は「先輩たちにつなげられるように投げました」と語り、130キロ台中盤の直球にカットボール、ツーシーム、カーブを織り交ぜて3回を無四球でリリーフ陣へつなげました。最後はエース・石垣元投手が1回無失点で試合を締めくくりました。
沖縄・八重山から健大高崎へ
石垣聡志投手は沖縄・八重山から健大高崎に進学しました。彼が健大高崎を選んだきっかけは、一昨年の年末に健大高崎の石垣島キャンプを見学したことでした。彼は「先輩たちが練習をしている姿が、自分に合っていると思った」と語り、健大高崎の門をたたきました。
将来のエース候補としての期待
青柳博文監督(52)は石垣聡志投手について「将来的にはトップクラスの投手になる」と断言しました。監督は「これから体を鍛えれば、現在の最速140キロはグングン伸びる。150キロが出るイメージで育てたい。非常に楽しみ」と期待を寄せています。
エース・石垣元からの指導
入学後、石垣聡志投手はエース・石垣元投手からフォークを教わりました。彼は「いつもブルペンには一緒に入ってフォームのチェックをしてくれるんです」と語り、石垣元投手のデビュー戦も1年生時の春季関東大会で2回戦だったことを思い出しました。
今後の成長に期待
石垣聡志投手は「僕もいつか155キロを出したい。先輩は、自分がたどっていく道しるべになってくれる」と語り、同姓のエースの後ろ姿を見つめて歩くことを誓いました。スーパー1年生右腕も、この試合をきっかけに成長の道へと進んでいます。
【保坂淑子】
◆石垣聡志(いしがき・そうし)2009年(平21)4月9日、東京都生まれ。幼少時は神奈川で育ち、幼稚園年中で中山ヤンガースで野球を始める。小5で父の実家がある沖縄県八重山に移り住み、少年スネークに入部。八重山ポニーズでは中3でU16ポニーワールドシリーズ日本代表。憧れの選手は石垣元気、オリックス山下舜平大。将来の夢はプロ野球選手。50メートル走は6・9秒。遠投100メートル。182センチ、83キロ。右投げ右打ち。