熱血継承!的場昂大が紡ぐ延長サヨナラ劇 父の夢を背に甲子園へ突き進む早稲田佐賀
延長10回の熱闘を制した早稲田佐賀・的場昂大が父・直樹コーチのDNA継承。3者連続三振で流れを呼び込み、甲子園への扉を叩く劇的勝利の全軌跡。

激闘の軌跡
2025年7月6日 さがみどりの森球場
延長10回表、マウンドに立つ的場昂大(3年)の瞳に炎が灯った。最速136km/hの直球が鋭くホームベースを切り裂き、3者連続三振の圧巻投球。この熱投がチームに奇跡のサヨナラ勝利をもたらした。
10回表の圧巻投球
- 1人目打者:外角直球3球勝負で空振り三振
- 2人目打者:カットボールで詰まらせ見逃し三振
- 3人目打者:内角攻めの速球でバット折り
「ベンチでグローブを叩きながら、絶対に抑えると誓っていました」と的場。9回1点ビハインドから登板し、2回無失点の粘りが勝利の礎となった。
父との絆
日本ハム・的場直樹コーチを父に持つ17歳。週2回のビデオ通話で磨いた投球術が結実した瞬間だ。「前日届いた父のメッセージはまだ開封していません。甲子園の切符を手にした時に見る約束です」と熱い眼差し。
チームの展望
監督談:「的場の闘志がチームを変えた。この勢いで佐賀大会を駆け上がりたい」
選手データ | 詳細 |
---|---|
投球数 | 38球 |
奪三振 | 5個 |
最速球速 | 136km/h |
次戦では打撃面での活躍も期待される的場。早稲田佐賀の夏が、まさに熱い旋風を巻き起こそうとしている。