青山修子/ブクサ組が壮絶ファイナルセットの末に敗退 6つのマッチポイントを活かせずシンシナティOPダブルス8強逃す
青山修子とスペインのクリスティナ・ブクサ組がシンシナティ・オープン女子ダブルス2回戦でマクナリー/ノスコバ組にフルセットの死闘の末敗退。ファイナルセットで6度のマッチポイントを握りながら13-11で逆転許し、ベスト8進出を逃した熱戦をリポート。

歴史に残る接戦がシンシナティの夜を沸かす
WTA1000シンシナティ・オープンのダブルス2回戦で、青山修子(37)/クリスティナ・ブクサ(スペイン・27)組がアメリカ・チェコ連合のマクナリー/ノスコバ組に6-7(2), 6-3, [11-13]で敗れた。試合時間2時間48分に及ぶ死闘は、ファイナルセットで6度のマッチポイントを握りながらの劇的結末となった。
試合のハイライト
- 第1セット: 5度のサービスブレークが発生する乱打戦
- 第2セット: 青山組が相手の第2サーバーを集中的に攻略
- ファイナルセット: 9-6から連続3ポイント失うなど計6マッチポイントを喪失
技術統計 | 項目 | 青山/ブクサ | マクナリー/ノスコバ |
---|---|---|---|
エース | 5 | 8 | |
ダブルフォルト | 4 | 2 | |
ブレーク成功率 | 58% (7/12) | 63% (5/8) |
戦術分析
- ネットプレイの攻防
- 青山の鋭いボレー角度 vs ノスコバの高速スマッシュ
- サービスリターン
- ブクサの深いリターンが第2セットの鍵に
- メンタルタフネス
- マッチポイント場面でのマクナリーの冷静なクロスショット
現地解説者コメント:
「青山選手のフットワークは36歳とは思えない敏捷性。しかし終盤のネット詰めが半歩遅れたことが勝敗を分けた」
次戦への課題
- 決勝点でのリスク管理
- ローボレーの精度向上
- パートナー間のポジショニング調整
次戦を控えるマクナリー/ノスコバ組は「まさに生き残りテニスだった。日本のファンの熱い声援がプレッシャーになった面も」とコメント。青山組は今季3度目のベスト8進出を逃したものの、パリ五輪へ向けた貴重なデータを収穫した。