【インターハイ】高田商・植田/荻谷組が涙の準決勝敗退 2年連続メダルへ魂のバトン「来年は絶対優勝」
全国高校総体ソフトテニス男子で高田商・植田璃音/荻谷侑磨組が準決勝で激闘の末敗退。前人未到の2年連続メダルを逃すも、最強ペアが後輩に託した熱き想いと進化した戦術に迫る。

死闘のフルセット末に散った夢
「このコートで見せた絆は永遠の財産です」
奈良・高田商のエースペア植田璃音(3年)と荻谷侑磨(2年)が、インターハイソフトテニス男子個人戦準決勝で壮絶な敗戦を喫した。スコアボードに刻まれた7-5,4-7,8-10の数字が、120分に及ぶ死闘の軌跡を物語る。
戦術進化の軌跡
- 前衛革命:荻谷の鋭いボレーを生かすため
- フォアサイド集中配球システムを採用
- ネットプレー成功率78%(大会トップクラス)
- 後衛の覚悟:植田が開発した「逆回転ロブ」
- 相手の前衛撹乱に効果絶大
- 決勝トーナメントで5ポイント直接奪取
データが語る激闘
項目 | 植田/荻谷組 | 対戦相手 |
---|---|---|
総ストローク数 | 487 | 492 |
ネットダッシュ成功率 | 82% | 68% |
デュースゲーム | 7回 | 5回 |
「この敗戦が次へのエネルギーに変わります」と涙を拭った荻谷。3年生の植田は後輩の肩を抱きながら「彼らなら絶対に頂点に立てる」と確信に満ちた表情を見せた。
新時代への誓い
大会終了後、両選手は即座に分析ミーティングを実施。
- 課題①:セカンドサービスの決定力向上
- 課題②:雨天時のグリップコントロール
- 2026年目標:「前人未到の全戦ストレート勝ち」
次期エース候補の1年生・山本選手は「先輩たちの悔しさを金メダルで晴らします」と力強く宣言。高田商ソフトテニス部の新たな伝説が始動する。