西武ライオンズの新星・渡部聖弥、復帰後の苦闘と未来への展望
西武ライオンズの渡部聖弥選手が復帰後苦戦する中、自身の現状と今後の目標を語る。

西武ライオンズのドラフト2位・渡部聖弥外野手(22)は、左足首の捻挫から復帰して以降、3日までの5試合で打率1割(20打数2安打)、6三振と苦戦を強いられています。
プロ1年目で出場した39試合はすべてクリーンアップで起用され、オールスターにもファン投票に続いて選手間投票でも選出された彼ですが、現状については「(復帰後に)ホームランを1本打っていて開きが少し甘くなっている」とし、「疲れというのは正直、そこまで関係ない。動作が間違っているから打てないので、それを良くするだけ。(相手バッテリーが自分の)打席を見て嫌だなと思うボールをずっと続けてきている感じ。引き続きあると思うので、それに対応するだけですね」と落ち着き払った様子で自己分析しました。
とはいえ、打率3割1厘、5本塁打、18打点は上々の成績です。渡部聖は「2回の離脱が良くないんですが、それを含め結果的には順調にきている。打席数(162)が少ないんで、もっと打席に立ってヒット数とかホームラン、打点数を増やしていきたい。規定打席には絶対に立ちたい。増えていくものを見て、それを増やしていきたい」と今後の目標を口にしました。
目指すところはどこか。離脱前は打率3割3分1厘だったが、現在は3割を切るかどうかのギリギリのラインにいます。しかし、本人は「正直、3割を残すのも厳しいというか、(両リーグでも)数人しかいないので。目指してはいきたいんですけど、増えるものを見てやっていけたらなと思います。率というのは気にしだすとあまり良くない傾向があるので」と打ち明けました。
チームは73試合を消化し、すでにシーズンを折り返しました。残り試合が少なくなるにつれて、相手からのマークがますます厳しくなることも考えられます。
「楽しんでますね。楽しんでるけど、その中で打てないと楽しめないというか。抑えられると悔しい気持ちが勝ってしまうので。楽しみながら勝負に勝っていきたい」
まずは踏みとどまり、再び上昇気流に乗れるのか。黄金ルーキーの今後が見ものです。