【DeNA】背番号18継承者・小園健太がついに1軍先発へ 今季イースタン防御率1.67の逸材が本格始動
DeNAベイスターズの若きエース候補・小園健太投手が今季初の1軍先発候補に浮上。イースタンリーグで防御率1.67の好成績を残し、背番号18の重責を背に本格的な飛躍へ。三浦監督の期待に応えるか注目が集まる。

22歳右腕が掴む昇格のチャンス
DeNAベイスターズの若手有望株・小園健太投手(22)が、7月1日から始まる本拠地6連戦での1軍先発登板に向け最終調整を進めている。6月30日には二軍施設「DOCK」で約50球に及ぶキャッチボールを実施し、打撃練習やバント処理の自主トレーニングを追加。一軍打線との対戦に備えた万全の準備態勢を整えた。
イースタンリーグでの圧倒的支配力
今季の二軍成績は12試合先発で6勝2敗・防御率1.67(リーグ1位)と圧巻。特に直球の最速152km/hを記録する速球と、落差のあるフォークボールのコンビネーションが武器で、被打率.198という数字が制球力の高さを物語る。
三浦大輔監督コメント: 「投球内容の安定性が格段に向上した。特にカウントを追った際の決め球の精度がプロ3年目との大きな違い」
背番号18の系譜を受け継ぐ
2018年に三浦大輔前監督が現役引退後、チームのエースナンバーとして継承されてきた背番号18。小園は2022年ドラフト3位入団時からこの番号を託され、
- 年間150イニング投球を目標に筋力トレーニングを強化
- 先発ローテーション定着を目指し投球フォームを微調整
- クイックモーション習得で走者対応力を向上 など、着実に成長を重ねてきた。
6連戦の鍵を握る若きエース
現在チームは先発陣の層厚さが課題となる中、トレバー・バウアー選手の登録抹消に伴う穴埋めとして、今季3度目の代替要員検討でついに白羽の矢が立った。7月1日の中日戦、2日の阪神戦のいずれかでプロ初先発となる可能性が高く、球団関係者は「速球主体の攻め方で短期決戦に持ち込む作戦」と明かす。
今後の注目ポイント:
- 一軍打者との初対戦での制球力
- 6回以降のスタミナ配分
- クライマックスシリーズを見据えたローテーション構築
- 三浦監督直伝のシュート回転の活用法
次代のエース候補がプロ初白星へ向け、歴史的背番号の重圧を力に変える瞬間が迫っている。