【福岡ソフトバンクホークス】宮崎颯が支配下登録達成!トミー・ジョン手術からの復活を誓う「全力で打者と勝負」
育成3年目の左腕・宮崎颯が念願の支配下登録を果たす。トミー・ジョン手術を乗り越え、今季ウエスタン・リーグで防御率1.11の好成績をマーク。150km超えの直球を武器に一軍昇格へ意欲を燃やす。

逆境超えた左腕の覚悟
福岡ソフトバンクホークスは7月25日、育成選手契約から3年目を迎える左腕投手・宮崎颯(25)の支配下選手登録を正式発表。2022年育成ドラフト8位入団の逸材が、150km/h超えの剛速球を武器にプロ野球選手としての新たな一歩を踏み出した。
手術乗り越えた闘志
- 2023年1月 左肘内側側副靱帯再建術(トミー・ジョン手術)を実施
- リハビリ期間 約1年5ヶ月に及ぶ復帰への道
- 2024年6月 実戦復帰後20試合登板で防御率1.11を記録
「手術後は同期との差を痛感しましたが、『必ず這い上がる』という気持ちで毎日を過ごしてきました」と宮崎。背番号「85」の新ユニフォームに身を包み、力強いストレートで打者と対峙する決意を語った。
チーム戦略と今後の展望
投手陣強化の切り札
- 最大武器 最速152km/hのフォーシーム
- 今季成績 ウエスタン・リーグ20試合登板 1勝1敗3セーブ
- 制球力 与四球率2.15の高精度コントロール
チームの伊藤祐介投手コーチは「ストレートの切れと投球スタイルの大胆さが最大の強み。即戦力として期待している」と評価。支配下登録期限(7月31日)を前にした球団の大型補強として注目を集めている。
チーム編成の行方
現在の支配下登録選手は69人に達し、残り枠は1人分のみ。8月からのクライマックスシリーズを見据えた戦力補強の最終局面で、宮崎の昇格がチームに新たな風を吹き込むか注目が集まる。