望月慎太郎、ハチャノフとの5セット死闘を制せず ウインブルドン2回戦で涙の敗退
22歳の望月慎太郎がウインブルドン2025男子2回戦で第17シードのハチャノフと3時間39分の死闘を展開。先導しながらも最終セットで逆転を許すも、グランドスラム初勝利を挙げた今大会で日本の新星が存在感を示した。

激闘の軌跡
3時間39分に及ぶ熱戦が繰り広げられたウインブルドン男子シングルス2回戦。望月慎太郎(木下グループ)は第17シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)に6-1 6-7(7) 6-4 3-6 4-6で敗れ、グランドスラム初の3回戦進出を逃した。
戦術分析
- 第1セット圧勝: サーブ&ボレーを駆使した攻撃的テニスで6-1の快勝
- 第2セット接戦: タイブレークで7ポイント差を許すも粘りを見せる
- 第5セット体力差: 最終セット4-4から連続ブレークを許す決定的瞬間
データで見る勝敗の分岐点
項目 | 望月 | ハチャノフ |
---|---|---|
エース | 9本 | 15本 |
ネットプレイ成功率 | 68% | 73% |
ブレークチャンス | 3/9 | 5/12 |
注目の技術面:
- 望月の鋭いバックハンドスライス
- ハチャノフのクロスコート強打
- グラスコート特有のバウンド読みの差
次世代の可能性
2019年ジュニア王者の望月は今大会で:
- 予選3連勝で本戦進出
- 1回戦で四大大会初勝利
- 世界ランク30位台選手と互角の戦い
専門家コメント:
「サービスゲームの安定性向上が今後の課題。グラスコート適性の高さは今後に期待」(元日本代表コーチ)
展望
ハチャノフは次戦でポルトガルのボルジェスと対戦。望月は8月の北米ハードコートシーズンに向け、課題のスタミナ強化に着手予定。