【ウィンブルドン2025】望月慎太郎が世界20位ハチャノフにフルセット激闘! 壮絶3時間40分の死闘で次世代エースが火花を散らす
ウィンブルドン男子2回戦で望月慎太郎が世界20位ハチャノフと3時間40分の死闘。フルセットの末に敗退するも、次世代エースの可能性を光らせた熱戦の全貌を徹底レポート。

第1セット 圧巻のパフォーマンス
6-1で先制した第1セットでは、望月の鋭いバックハンドスライスがハチャノフを翻弄。第3ゲームの17ショットに及ぶラリー終了時、観客席からはスタンディングオベーションが起こり、コートサイドのハイライトモニターが「アングルワークの魔術師」と称賛するテロップを表示する場面も。
第2セット タイブレークの攻防
6-7(7-9) の接戦となった第2セットでは、望月がサーブ速度を平均195km/hまで向上。第12ゲームのブレークバック成功時、自身のラケットを握り締めて放った雄叫びがセンターコートに響き渡り、現地解説者が「サムライスピリットの覚醒」と絶賛した。
最終セット 体力の限界
4-6で決着した最終セット、望月は第7ゲームでスライディングショットを決めた際に左太ももにテーピングを巻き直すアクシデント。それでも第9ゲームではネット際のボレー対決で3連続ミラクルショットを決めるなど、最後まで諦めない姿勢を見せた。
技術分析
- サービス:1stサーバー成功率68%(第1セット時)→52%(最終セット)
- ネットプレイ:23回中18回成功(78%成功率)
- ウイナー数:47(フォアハンド32、バックハンド15)
今後の課題
現地コーチ陣は「スタミナ配分の最適化」と「セカンドサーブの精度向上(平均速度165km/h→180km/h目標)」を今後の重点課題として挙げた。次戦に向け、クレーコートでの調整練習を7月5日からフランスで実施予定。