ナショナルズ、22歳のジェームズ・ウッドがサヨナラ弾で劇的勝利!MLB連敗記録を阻止
ワシントン・ナショナルズが22歳のジェームズ・ウッドのサヨナラ弾で劇的勝利を収め、MLB連敗記録を阻止。ウッドの活躍でチームは11連敗から脱出。

劇的勝利で連敗記録を阻止
ワシントン・ナショナルズが西地区最下位のロッキーズとの延長戦を制し、11連敗から脱出しました。22歳のジェームズ・ウッド外野手がサヨナラ弾を含む2本塁打、全4打点の活躍を収め、チームを勝利に導きました。
ウッドの活躍
スコアレスの4回裏、無死一塁で第2打席に立ったウッドは、ロッキーズの新人右腕ドーランダーが投じた外角低めのシンカーを弾き返し、左中間スタンドへ19号2ランを放ちました。打球速度は110.0マイル(約177.0キロ)、打球角度20度という弾丸ライナーで、貴重な先制点を挙げました。
延長戦の攻防
直後の5回裏に先発右腕トレバー・ウィリアムズが2点を失い、同点に追いつかれると、打線も5回以降は得点圏の好機を作ることすらできず、2対2の同点で延長タイブレークに突入しました。延長11回表に1点勝ち越しを許し、ワシントン移転後ワーストに並ぶ12連敗まで残り1イニングと追い込まれました。
サヨナラ弾で勝利
それでも1点を追う11回裏、二死三塁という好機でウッドが第5打席を迎えると、5番手右腕ハルボーセンの2球目スプリットを振り抜き、中越えの20号逆転サヨナラ弾を放ちました。打球速度は110.2マイル(約177.4キロ)、飛距離428フィート(約130メートル)と会心の一発で、チームを待望の勝利に導きました。
ウッドの今季の活躍
身長201cm、体重106kgという規格外の体格を持つウッドは、2021年のドラフトでパドレスに入団し、翌2022年途中にフアン・ソトを中心とした2対6の大型トレードでナショナルズに加入しました。昨季7月にMLBデビューを飾って79試合で9本塁打を放つと、今季は75試合目で早くもチーム最多の20本塁打に到達しました。
MLB公式のサラ・ラングス記者によると、ウッドは打球速度110マイル(約177キロ)以上の本塁打を11本記録しており、これは大谷翔平(ドジャース)と並んで今季MLBトップの数字です。デビュー2年目シーズンはここまで打率.284、20本塁打、56打点、OPS.944と大きく飛躍を見せています。