【歴史的瞬間】マリナーズ51番永久欠番 ランディ・ジョンソン&イチロー両雄が紡ぐ伝統の系譜
シアトル・マリナーズが球団史上初のダブル永久欠番を発表。300勝左腕ジョンソンと世界のイチローが共有する背番号51の物語に迫る。

球団史上初のダブル永久欠番決定
2025年6月2日、シアトル・マリナーズは球団創設49年目で初となる永久欠番指定を発表。1990年代に活躍した左の至宝ランディ・ジョンソン氏(61)と、2000年代を代表するスーパースター鈴木一朗氏(52)が着用した背番号「51」が、2026年シーズンから永久欠番となる。
伝説の51番を巡る時空を超えた絆
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ランディ・ジョンソン(在籍1989-1998)
- 通算303勝(マリナーズでは130勝)
- 5度のサイ・ヤング賞受賞
- 2015年野球殿堂入り
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鈴木一朗(在籍2001-2012)
- 日米通算4367安打
- 10年連続ゴールドグラブ賞
- 2025年殿堂入り予定
「51番を二人で共有できることは特別な栄誉です。イチロー選手がこの番号を輝かせてくれたことに感謝している」 ― ジョンソン氏(オンライン記者会見にて)
歴史的決定の背景
マリナーズ球団オーナーのジョン・スタントン氏は「二人の偉大な選手が同じ番号で歴史を作った。これは単なる背番号の退役ではなく、球団のアイデンティティーを象徴する出来事」とコメント。2026年3月の開幕戦で合同引退式を実施予定。
ファンへの影響
- 現存する51番ユニフォームのオークション相場が急騰
- 記念碑的試合(ジョンソン氏のノーヒットノーラン/一朗のシーズン262安打)の映像特集を配信
- タコマ・レイニアーズ(傘下AAA)でも51番使用禁止に
次世代への継承
球団は特別企画として:
- 51番記念パッチを2026年全選手のユニフォームに装着
- セーフコ・フィールドに「51番記念回廊」を新設
- 日米野球交流事業の拡充を発表
この決定により、マリナーズは1つの背番号を複数人で永久欠番とするMLB史上初の球団として歴史に名を刻むこととなった。