前田健太が描く絆 「マエケン画伯」がチームメートに贈る直筆アートの真意
カブス傘下3Aの前田健太投手が若手右腕ジャック・ニーリーに直筆似顔絵Tシャツを贈呈。チームメートから熱烈リクエストを受けた「マエケン画伯」の芸術活動と、37歳ベテランが若手と築く信頼関係に迫る。

芸術と野球が交差するユニークな交流
「僕の絵を着て戦う仲間が増えるのは光栄」
カブス傘下3Aアイオワの前田健太投手(37)が6月29日、自身のInstagramで若手右腕ジャック・ニーリー投手(25)へのサプライズプレゼントを公開。無地の白シャツに直筆で描いた似顔絵Tシャツは、あごひげと口ひげの特徴を巧みに捉えた「マエケン画伯」ならではの作品だ。
チームメートが熱望した「生きるアート」
・ニーリー投手自ら「描いてほしい」と直談判 ・大谷翔平の始球式デザインTシャツとの共通点 ・3月の大谷からのサイン要請との意外な接点
ベテランの存在感が若手を成長させる
2025年シーズンのパフォーマンス | 登板数 | 防御率 | 奪三振率 | 直球平均球速 |
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8試合 | 4.25 | 8.9 | 148km/h |
6月28日の本拠地コロンバス戦では6回3失点と安定感を見せつけ、5月のタイガース退団後カブスと契約した37歳右腕の経験値がチームに浸透し始めている。
次世代へつなぐ「野球以外の絆」
・似顔絵Tシャツが生まれたロッカールームの情景 ・24年メジャー経験あるニーリーの反応「最高の宝物」 ・MLB公式SNSがリツイートする異色の投手交流
「野球だけじゃないつながりがチームを強くする」と前田。ユニフォームの下にアートを隠し持つ投手たちの新たな伝統が、アイオワの地で静かに育まれている。