静岡商の甲子園への挑戦:杉山怜矢の堅守と小技が鍵

静岡商が19年ぶりに甲子園を目指す中、杉山怜矢の堅守と小技がチームを支える。静岡県大会の初戦に注目。

静岡商は2006年以来の甲子園出場を目指し、昨春から4季連続で県8強に入るなど、安定した成績を収めています。その中で、1年夏から正遊撃手を務める杉山怜矢(3年)の守備力が大きな支えとなっています。

杉山は「守備力はずば抜けています」と曲田雄三監督(41)から信頼されており、難しいゴロも好捕してアウトにします。彼の目標は西武の源田壮亮で、普段から動画を見て動きを研究しています。また、同学年の静岡高の石橋咲人選手も意識しており、「超えたいです」と向上心に満ちています。

今春の県予選では背番号16を付け、静岡北との初戦では先発を外されました。これは監督が杉山に「もっと成長してほしい」という意図からのものでした。杉山は「悔しかったです。ガッツが足りないのかなと思った」と語り、練習のキャッチボールから丁寧に行い、自分のプレーを見つめ直しました。

続く静岡学園との県代表決定戦では先発に復帰し、県大会では背番号が1ケタの5に変わります。夏は再び6に戻る予定で、練習試合などで9番だった打順も6番に上がってきており、「攻撃でもポイントになります」と監督は活躍を期待しています。

現在、杉山は守備と同様にバントにも重点を置いて取り組んでいます。「5番まで長打がある選手が続くので、送りバントやスクイズが大事になってくる」と自主練習しています。堅守と小技で、06年以来の甲子園出場をアシストする杉山の活躍に注目が集まっています。

また、5番の宮腰龍太郎(3年)も「めちゃいいです!」と調子を語っています。今春の県大会準々決勝・日大三島戦で本塁打を放って以来、「下半身主導で打てるようになった」と手応えを感じています。140キロを超える速球を打ち返すことがチームのテーマで、178センチ、74キロのスラッガーは「タイミングの取り方が大事」とバットを振り込んでいます。

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