大阪桐蔭の12年ぶりコールド負け、中野大虎と森陽樹の苦闘

大阪桐蔭が12年ぶりのコールド負けを喫し、主力投手中野大虎と森陽樹の苦闘が明らかになった。東洋大姫路打線に13安打を浴び、試合は八回コールドで決着。

大阪桐蔭は2025年5月25日、高校野球春季近畿大会1回戦で東洋大姫路に9-2で敗れ、12年ぶりのコールド負けを喫した。試合はさとやくスタジアムで行われ、大阪桐蔭の頼みの二枚看板である中野大虎と森陽樹が東洋大姫路打線に13安打を浴びた。

中野大虎の苦闘 中野大虎は一回、東洋大姫路の3番・高畑知季に高めに浮いた直球を左中間席に運ばれ、2点を先取された。その後も早いカウントから積極的に振ってくる相手打線を止められず、6回9安打6失点(自責点4)で降板した。中野は試合後に「想定していなかった。結果的にコールド負けとなり、ショックですね」と大敗を受け入れた。

森陽樹の奮闘 4点を追う七回から登板した森陽樹も直球を痛打された。八回には高畑に左越えの2点適時二塁打を許し、「サヨナラコールド負け」で決した。森は試合後に「最後は悪い球じゃなかったが、自分の自信のあるストレートを打たれた。力不足を感じた」と振り返った。

チームの今後 西谷浩一監督は「2人にやってもらわないと夏は勝てない。切磋琢磨して良い状態で夏に入ってもらえるようにしたい」と語った。主将も担う中野は「自分と森が打たれたら、負ける。2人で0で抑えるのが自分たちの強み。2人でどう抑えるかを考えてやっていきたい」と再出発を誓った。

大阪桐蔭にとっては2013年秋の大阪大会4回戦で履正社に1-13で敗れて以来となるコールド負けの屈辱を味わった。今後、中野と森の奮闘がチームの命運を握ることになる。

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