中日・井上監督が明かす、矢野氏招聘プラン消滅の真相

中日・井上監督が元阪神監督・矢野氏の招聘プランが消滅した理由を語る。

中日・井上監督「一度は考えた」矢野氏招聘プラン消滅の真相

中日の井上一樹監督(53)が、元阪神監督で中日 OB でもある矢野燿大氏(56)のヘッド招聘計画が幻に終わった理由について語った。

井上監督には、2020 年から 3 年間、阪神のコーチを務めていたという珍しい経歴がある。そのため、昨年オフに矢野氏の中日ヘッド招聘プランが浮上した際には、「一度は考えました」と内情を隠さなかった。

しかし、最終的には幻に終わった。その理由について井上監督は、「巨人と阪神の 2 球団は特別ですよ。阪神のユニホームを着させてもらったので、いかに特別かがよくわかりました。過去、阪神、巨人で監督をした人が、他球団のコーチを務めた人はいますか。そうとう古い例だけでしょう」と語った。

実際、過去に中西太氏、安藤統男氏らが、阪神の監督を務めた後に他球団のコーチを務めた例はあるが、それも 30 年以上前の話だ。

また、井上監督は、「阪神でのヘッドコーチ経験が起因しているという」と語り、「矢野さんでなければ、ヘッドを誰にしたらいいかも考えた。でも最終的にはなしでいいと結論づけました。阪神のヘッド時代に、よく他のコーチが『ヘッド、どうします?』と来たんです。『オレじゃなく監督に聞けよ』と返すと、『監督に聞きづらいからヘッドに聞いているんですよ』と言うんです。結果、僕が矢野さんに『コーチ陣は、こう言っていますがどうしますか?』と聞くことになる。監督とコーチ陣の橋渡し役としてヘッドコーチがいれば使い勝手はいいんですが、徐々に監督とコーチ陣の間に距離ができる。もしヘッドを立てないと、直に監督とそれぞれの担当コーチが話をしなければならなくなる。その方が、監督としてコーチの生の声を聴けて、よりコミュニケーションが取れると考えたんです。それだけ今回スタッフとして入ってもらった打撃、投手、バッテリー、内外野の守備走塁コーチらすべてのコーチを信頼しています」と語った。

そのため、井上監督は、ヘッドは置かず打撃統括としてソフトバンクの史上 7 人目の“3 冠王”松中信彦氏を招き、打撃・作戦コーチに森野将彦氏を就け、野手総合コーチとして日ハムで長く内野守備コーチを務めていた飯山裕志氏を招聘した。

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