【F1イギリスGP】サインツ、ルクレールとの激突でダメージ抱え12位完走「現状を象徴するレース」ウイリアムズの苦闘続く
2025年F1第12戦イギリスGPでカルロス・サインツ(ウイリアムズ)が終盤のルクレールとの接触事故でダメージを負いながら12位完走。タイヤ戦略とマシントラブルの影響を語り、シーズン後半への決意を示した。

レース展開とタイヤ戦略
2025年F1第12戦イギリスGP決勝でカルロス・サインツ(ウイリアムズ)は9番グリッドからインターミディエイトタイヤでスタート。序盤に7番手まで順位を上げる好スタートを切り、11周目に2セット目のインターに交換する堅実な作戦を見せた。
中盤の攻防
34周目にフェルスタッペン(レッドブル)にオーバーテイクを許すも、41周目のミディアムタイヤへの切り替えで最終周回へ。終盤のタイヤ性能を生かした逆転を狙う作戦が進行中、予期せぬ事態が発生した。
ルクレールとの接触事故
「ターン15でシャルルがコントロールを失い、フロントウイングとフロアに直撃した」(サインツ)。この衝突で両車ともコースアウトし、サインツはフロントダメージを抱えたまま残り10周を走行。最終的に12位でチェッカーを受けた。
技術的な影響分析
ウイリアムズのエンジニアリングディレクターは「フロントフロアのダメージによりダウンフォースが15%減少。ストレート速度は維持できたが、高速コーナーで苦戦した」とコメント。データ解析からは1周あたり0.8秒のタイムロスが確認された。
今後の見通し
サインツは「週末を通してマシンバランスに苦しんだが、チームの進化は感じている」と述べ、8月の夏休み明けに控えるアップデートに期待を示した。次戦ベルギーGPでは新規フロントウイングの投入が予定されている。
「ファンの皆さんの熱い声援が力になりました。この困難を乗り越え、シーズン後半で必ず結果を出します」- カルロス・サインツ