東亜大のエース藤井、12奪三振で完封勝利!全国大学野球選手権で圧巻の投球
東亜大のエース藤井が全日本大学野球選手権で12奪三振の完封勝利を収め、チームを勝利に導いた。

第74回全日本大学野球選手権大会が9日、神宮と東京ドームで開幕し、1回戦6試合が行われた。東亜大はタイブレイクの延長十回に11点を奪い、藤井が創価大を完封した。
東亜大11―0創価大
東亜大のエース藤井が、創価大を相手に10回完封。被安打3、12奪三振と圧巻の投球でチームを勝利に導いた。
延長十回タイブレイクのマウンドでも、引き締まった表情に疲労感は見えなかった。最後の打者を左飛で仕留めると、両手を挙げてようやく顔をほころばせ、「緊張したけど、勝ててよかった」と語った。
変化量を自在に操れるというスライダーで相手打線を苦しめた。2三振を喫した創価大の強打者・立石は「しっかりコースに投げ分けてくる。すごいピッチャー」と脱帽。六回以降は安打を許さない140球の力投だった。
今春のリーグ戦は6試合に登板し、5完投で5勝を挙げるなど、自信をつけて臨んだ全国の舞台。実力校に対しても堂々とした投球を見せ、「過去一番よかった」と宮本監督をうならせた。
「ピンチでうまく抑えられた。上出来すぎです」とはにかんだ右腕。接戦の末につかんだ勝利が、さらなる成長につながりそうだ。(上本虎之介)