オリックスの新たなエース・九里亜蓮:FA移籍で開花した鉄腕の軌跡
広島からオリックスにFA移籍した九里亜蓮が、新たなエースとしてチームを牽引。その緻密な投球スタイルとチームメートとの絆に迫る。

九里亜蓮の投球哲学
九里亜蓮は、140km台のストレートと8つの変化球を駆使し、緻密な投球で打者を翻弄します。彼は「球速が速いわけではないので、タイミングをずらしながら攻める」と語り、打者のスイングやタイミングを読み取り、最適な球種を選択します。
捕手との連携
開幕前に森友哉が離脱したため、若月健矢とバッテリーを組むことになった九里。2人はベンチで頻繁にコミュニケーションを取り、4月に3連勝するなど好結果を残しました。厚澤和幸投手コーチは、2人を「30年寄り添った夫婦のよう」と表現しています。
同学年・杉本との絆
6月10日の横浜DeNA戦では、森友哉とバッテリーを組んだ九里。杉本裕太郎が本塁打を放った際には、九里がカメラマン席の前で待ち構え、杉本と一緒に“昇天ポーズ”を決めました。これは、2人が交わした約束だったのです。
今後の活躍に期待
九里亜蓮の緻密な投球とチームメートとの強い絆は、オリックスの新たなエースとしての地位を確固たるものにしています。今後の活躍に期待が集まります。