【NBA】ペーサーズ、25年ぶりのファイナル進出!レジー・ミラーの時代を超えて初制覇へ
ペーサーズが25年ぶりにNBAファイナル進出を決め、初制覇を目指してサンダーと激突する。

ペーサーズの快進撃
2025年5月31日、インディアナ州インディアナポリスのゲインブリッジフィールドハウスで行われたNBAプレーオフ東カンファレンス決勝第6戦で、第4シードのペーサーズが第3シードのニックスを125―108で破り、4勝2敗で1999~2000年シーズン以来25季ぶり2度目のファイナル進出を決めました。
シアカムとハリバートンの活躍
第3クオーター開始から、ペーサーズはPFパスカル・シアカムの3点シュートや3点プレーで一気にスコアを引き離し、東カンファレンス決勝MVPに選ばれたシアカムが両軍最多の31得点を記録。司令塔のPGタイリース・ハリバートンも21得点13アシストでチームをけん引しました。
カーライルHCの戦略
2011年にマーベリックスをNBA初制覇に導いたリック・カーライル・ヘッドコーチは、就任1年目からチームを立て直し、昨季は4季ぶりにプレーオフへ進出。今季は準決勝で第1シードのキャバリアーズを4勝1敗で撃破し、堅実なディフェンスとハリバートンを軸としたトランジションバスケを突き詰めてファイナルまで駒を進めました。
シアカムの感慨
ラプターズ時代の2019年にNBA王者を経験したシアカムは、「あの時は3年目で、まだ子供だった。すぐに王座に戻れると思っていた」と感慨深げに語り、今季加入したペーサーズを再び頂上決戦の舞台へ導いたことへの感謝の気持ちを述べました。
ファイナルへの期待
6月5日(日本時間6日)にオクラホマシティーで始まるファイナルでは、初制覇を目指して西カンファレンス王者のサンダーと対戦します。しかし、第4Qに右足首を負傷したPFジャレイス・ウォーカーが第1戦に間に合うかは不透明で、カーライルHCは「シャンパンを開けるのはまだだ。勝てば全てを得られるし、負ければ何もない。その重大さは分かっている」と表情を引き締めました。