シフィオンテク、全仏オープンで劇的逆転勝利!シナーとの対戦を彷彿とさせる激闘
全仏オープン女子シングルス4回戦で、シフィオンテクがルバキナを逆転で破り、ベスト8進出。シナーとの対戦を彷彿とさせる激闘を振り返る。

シフィオンテクの劇的逆転勝利
全仏オープン女子シングルス4回戦で、第5シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第12シードのE・ルバキナ(カザフスタン)を1-6, 6-3, 7-5の逆転で破り、6年連続6度目のベスト8進出を果たしました。試合後のオンコートインタビューでシフィオンテクは「第1セットはまるで(男子で世界ランク1位の)J・シナー(イタリア)と戦っているような気分だった」と笑顔で語りました。
試合の流れ
第1セットでは、シフィオンテクはリターンの冴えわたるルバキナに2度のブレークを許して一気に5ゲームを連取されました。前日に行われた男子シングルス3回戦で第1シードのシナーが世界ランク34位のJ・レヘチカ(チェコ)に6-0, 6-1, 6-2で圧勝したこともあり、その一方的なプレーぶりを思わせるような展開でした。
第2セットでは、シフィオンテクは第1ゲームでいきなりブレークを許したものの、第4ゲームでブレークを返しました。第5ゲームでは3度のダブルフォルトを犯し1度はブレークポイントを握られるもキープに成功し、その勢いのまま第6ゲームをラブゲームでブレークに成功。ピンチから流れを掴み、一気に5ゲームを連取してこのセットを取り返しました。
ファイナルセットでは、シフィオンテクは1度ブレークを許したものの、自身は2度のブレークに成功し、2時間30分に及ぶ激闘を制しました。
シフィオンテクのコメント
オンコートインタビューでシフィオンテクは第1セットでルバキナが見せた一方的なプレーに対し「まるでシナーと戦っているような気分だった」と笑顔で語りました。
「本当にタフだった。最初のセットでは、まるでシナーと戦っているような気分だったわ(笑)。エレーナ(ルバキナ)がすごく攻めてきて、何かしないといけないと感じていた。正直、あのプレーぶりを見て、あまり希望はなかったけど、それでも戦い続けた」
「戦い続けて本当によかったと思う。ゲームを重ねるごとに、どんどんリラックスできるようになっていった。最後には自分のプレーができるようになったから本当に嬉しい」
次の対戦
勝利したシフィオンテクは準々決勝で第13シードのE・スビトリナ(ウクライナ)と対戦します。スビトリナは4回戦で第4シードのJ・パオリーニ(イタリア)を下しての勝ち上がりです。