凱旋門賞への挑戦:サンデーレーシング吉田代表の戦略と期待
サンデーレーシングの吉田俊介代表が凱旋門賞への挑戦と日本馬の可能性について語る。

サンデーレーシングの吉田俊介代表は、今年の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=ロンシャン)に向けて、クロワデュノールを登録した経緯を説明しました。
クロワデュノールの挑戦 クロワデュノールは、皐月賞で2着に入り、その後凱旋門賞への登録を行いました。吉田代表は、「まずはダービーを勝たないと、とは言っていますが、距離は延びていいと思っています」と述べ、同馬の可能性に期待を寄せています。
凱旋門賞の難しさ 凱旋門賞は、例年不安定な気候による重い馬場で、日本馬が苦戦してきました。吉田代表は、「毎回本気で遠征していますが、やっぱりあの馬場になると…という感じで、正直どんな馬を連れていったら分からなくなってきた部分もありました」と語り、勝利への執念を感じさせます。
父キタサンブラックの影響 クロワデュノールの父キタサンブラックは、不良馬場の天皇賞・秋を制する道悪巧者です。吉田代表は、「キタサンブラックは現役をもう1年続行して凱旋門賞を目指したら、という話もあったくらいで、ロンシャンの馬場で走りを見てみたかったですね」と、父馬の影響に期待を寄せています。
フランスギャロの改革案 先月、仏競馬統括機関のフランスギャロが凱旋門賞の改革案を発表し、日本馬に限った輸送補助や馬場改修を掲げました。吉田代表は、「直接話は聞きましたし、すごく日本馬に来てほしいという気持ちが伝わってきました」と好意的に受け止めています。
凱旋門賞は、日本馬にとってまだまだ挑戦の多いレースですが、サンデーレーシングの吉田代表は、勝利への道を模索し続けています。