2025年アジア・スイング:ヨネックス「ツアープラチナム」が統一ボールに決定!
2025年から2028年まで、アジア・スイングの主要テニス大会でヨネックスの「ツアープラチナム」が統一ボールとして採用されることが決定しました。

2025年から2028年までの4年間、アジア・スイングの主要テニス大会で使用されるボールが統一されることが発表されました。ヨネックスの「ツアープラチナム(TOUR PLATINUM)」が、ATP250「成都オープン」、ATP500「木下グループジャパン・オープン」、ATPマスターズ1000「ロレックス上海マスターズ」で採用されることが決定しました。
ヨネックスの「ツアープラチナム」とは
ヨネックスは、テニス事業の強化の一環として2021年からラインナップを刷新し、国際大会の公認球として新たなモデルを展開してきました。特に「ツアープラチナム」は、タイにある自社テニスボール工場で製造され、安定した飛び性能と高い耐久性が特徴です。このボールは、全日本ジュニア選手権や全国小学生大会、日本リーグなど国内主要大会でも採用されており、国際大会でも高い評価を得ています。
アジア・スイングのボール統一の意義
ATPは、2025年から選手にとってより一貫性のあるプレーを提供するため、ATPカレンダーの各大会で使用するテニスボールを標準化するプロセスを開始しました。入札プロセスを経て、ATPはヨネックスと契約を締結し、2025年から2028年にかけてアジア・スイングの主要大会でヨネックスのツアープラチナムボールを使用することになりました。
選手や関係者の反応
「木下グループジャパン・オープン」のトーナメントディレクターである甘露寺重房氏は、「1年以上前からATPから通達があった」と明かし、多くのボールメーカーの中からヨネックスが選ばれたことについて「長年培ってきたモノづくりに対するこだわり、製品の品質、真摯な姿勢が評価された」と述べました。また、アシスタントディレクターの辻野隆三氏は、「大会ごとに使用されるボールが異なることで、選手はプレーしづらく、肘や手首、肩への影響もある」と指摘し、アジア・スイングに一貫したボールを採用したことで怪我の防止やプレーの質の向上が期待できるとしました。
今後の展望
近年、選手からボールに関する苦言が増えている中、アジア・スイングでボールを統一することで、これらの問題が解消されるか注目されています。ヨネックスの「ツアープラチナム」が、選手のパフォーマンス向上とテニスファンの観戦体験の向上にどのように貢献するか、今後の展開が楽しみです。