ロコ・ソラーレ、ドローショットチャレンジで3位に

2025年2月7日、神奈川・横浜BUNTAIで行われた日本カーリング選手権第6日目の女子2次リーグ最終戦で、ロコ・ソラーレがフィロシーク青森を12-4で下し、1次リーグから6連勝を達成しました。上位3チームが4勝1敗で並び、直接対決でも1勝1敗ずつだったため、順位決定はドローショットチャレンジ（DSC）の結果に委ねられました。その結果、フォルティウスが1位で9日の決勝に進出し、2位の北海道銀行と3位のロコ・ソラーレは8日の準決勝で対戦することになりました。

チームの調子が上向き

ロコ・ソラーレは第1エンドに3点、第3エンドに4点と序盤からビッグエンドを連発し、フィロシーク青森は第8エンドに自ら負けを認めるコンシードを宣言しました。1次リーグから怒涛の6連勝で準決勝に駒を進めたロコ・ソラーレのスキップ、藤沢五月（33）は「チーム全体として調子が上がってきている。ショットの成功率、しっかりチャンスをものにする部分もできている」と手応えを語りました。

準決勝に向けて

準決勝の相手は今季2勝5敗の北海道銀行です。今大会でも唯一、初戦で黒星を喫した相手ですが、藤沢は敗戦を踏まえ「戦い方、戦術、自分たちから改善できる部分があった。作戦の一つを変えるだけでガラッと変わる」と反省点を洗い出しています。「自分たちらしい試合をドカンと見せつけるだけ。勢いは持っている。この流れのまま、きっちりロコ・ソラーレを見せたい」と、2大会連続五輪メダリストの勝負強さを大一番で見せつけることを誓いました。

ドローショットチャレンジ（DSC）とは

ドローショットチャレンジ（DSC）は、複数チームが同勝敗で並び、当該チーム間の対戦成績が同じだった時の順位決定に用いられます。各試合前に先攻後攻を決めるため、両チームの代表がラストストーンドロー（LSD）と呼ばれるドローショットを2投行い、ハウス中心からの距離の合計が小さいチームが、有利な後攻からスタートします。LSDの悪い数値を2投除いた平均距離がDSCとなります。