【バドミントン新時代】潮田玲子理事が牽引するアスリート主導の改革戦略 保木卓朗・奥原希望らが新体制で選手権強化へ
日本バドミントン協会の潮田玲子理事が四半期ごとのアスリート委員会定期開催を推進。保木卓朗会長と奥原希望副会長を中心に選手目線の改革を加速し、ジャパンオープン活性化策やファン拡大戦略を展開。

改革の背景と新体制
潮田玲子理事(元北京・ロンドン五輪代表)が推進する組織改革の一環として、2024年6月に発足した新アスリート委員会が本格始動。従来の不定期開催から四半期ごとの定期開催に移行し、選手の声を理事会に直接反映する新たな仕組みを構築。
新リーダーシップ体制
- 会長:保木卓朗(パリ五輪男子ダブルス代表)
- 副会長:奥原希望(リオ五輪銅メダリスト)、西本拳太(パリ五輪男子シングルス代表)
- 参加メンバー:S/Jリーグ各チームの主将クラスと日本代表経験者
具体的な改革施策
- デジタル戦略の強化
選手主導のSNS活用講座を実施し、個人発信力を向上 - ファンエンゲージメント
サイン会に加え、選手が企画するオリジナルイベントを定期開催 - 大会運営改革
ジャパンオープンでは選手発案の特別企画(エキシビションマッチ等)を導入 - トレーニング環境整備
現役選手の意見を反映した施設改善プランを策定
今後の展望
潮田理事は「選手が自ら考え行動する文化を育み、バドミントン界全体の活性化を図りたい」と強調。2025年までに選手参画型のガバナンス改革を完了させ、パリ五輪後の新戦略構築を目指す。