ウィンブルドン2025:ムセッティ初戦敗退、集中力の欠如が致命傷に
2025年ウィンブルドン男子シングルス1回戦で、第7シードのムセッティが予選勝者のバシラシヴィリに敗れ、初戦敗退。集中力の欠如が敗因となった。

2025年ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)男子シングルス1回戦で、第7シードのロレンツォ・ムセッティ(イタリア)が予選勝者で世界ランク126位のニコロズ・バシラシヴィリ(ジョージア)に2-6, 6-4, 5-7, 1-6で敗れ、初戦敗退となりました。
ムセッティは昨年のベスト4進出という実績を持ちながらも、今回は初戦で苦しい試合を強いられました。第1セットでは2度のブレークを許し、早くも先行を許しました。第2セットでは第7ゲームでブレークを奪い、1セットオールに追いつきましたが、第3セットでは終盤の第12ゲームでブレークを許し、セットカウント1-2と後がなくなりました。
第4セットでは序盤から一気に5ゲームを連取され、力尽きたムセッティは試合後の会見で以下のように語りました。
- 「正直、あまり言うことはない。本当に最悪な日だった」
- 「最初からコート上で落ち着くことができず、苦労した。試合の流れに身を任せているうちに、集中力が途切れてしまい、サーブからボールに反応できなくなっていた」
- 「普段は得意な横方向の動きさえも、今日はこのサーフェスでプレーしたことがないような気がした。先ほど言ったように、特に言うことはない。本当にひどいパフォーマンスだったと思う」
一方、勝利したバシラシヴィリは2回戦で世界ランク47位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)と対戦します。ソネゴは1回戦で予選勝者で同116位のジョアン・ファリア(ポルトガル)を下しての勝ち上がりです。
今大会でのムセッティの敗退は、昨年の好成績からの大幅な後退を示す結果となりました。今後、彼がどのようにこの敗戦を乗り越え、次の大会に臨むのかが注目されます。