日本ラグビー協会、ラグビー・リーグワン、国際協力機構（JICA）は、2025年6月17日に都内で会見を行い、三者での連携協定に調印しました。この協定は、ラグビーの普及と人材育成をさらに推進するための新たな取り組みです。

過去の実績と新たな展望

日本協会は2013年から「JICA・JRFUスクラムプロジェクト」を締結し、アジアを中心とした開発途上国でのラグビー普及と人材育成に取り組んできました。これまでに10か国に93人のラグビー隊員を派遣し、多くの成果を上げています。

リーグワンの参画

今回の協定では、新たにリーグワンが加わりました。東海林一専務理事は、「今までの努力と貢献をさらに広げる素晴らしい機会です。ともに頑張っていきたい」と語りました。リーグワンの参画により、選手、OB、ファン、パートナーが一体となって活動の輪を広げることが期待されています。

JICAの期待

JICAの小林広幸理事は、ラグビー界の果たす役割として「包摂性と多様性は特にラグビーが際立っている。日本ラグビーが育んだノーサイドの精神、チームワークやフェアプレーの精神を伝えていく活動に期待しています」と述べました。

今後の活動

この協定により、日本ラグビー協会、リーグワン、JICAは、ラグビーの普及と人材育成に向けてさらなる活動を展開していく予定です。特に、開発途上国でのラグビー普及や、ラグビーを通じた国際交流が重要なテーマとなります。

結び

この協定は、ラグビー界にとって新たな一歩です。三者が連携することで、ラグビーの魅力を世界に広め、人材育成に貢献していくことが期待されています。