【ラグビー】山中亮平、新たな炎を求めて~神戸一筋18年から国内移籍決断の軌跡
神戸スティーラーズのレジェンド山中亮平が国内移籍を決断。36歳のベテランが語る「燃えるような挑戦」への覚悟と、若手エース李承信が誓うチームの次世代躍進を徹底取材。

神戸の象徴が新天地へ
18年間のレガシーに幕
早稲田大学から2007年入団後、神戸一筋でキャリアを築いてきた山中亮平。ダン・カーターとの黄金コンビ時代やウェイン・スミスHCとの師弟関係など、数々の伝説を紡いだフルバックが、今季限りでの退団を正式表明した。
「不完全燃焼」が原動力に
36歳の葛藤と決意
「残留選択肢もありましたが」と前置きしつつ、山中は熱く語る。
「挫折と再生を繰り返してきたラグビー人生。終止符を打つのではなく、もう一度炎上するチャンスを掴みたい」
3年契約最終年を迎え、国内他クラブへの移籍で新たな刺激を求める背景には、2027年W杯を見据えた日本代表復帰への強い意志が透ける。
次世代へ託すバトン
李承信が継承するDNA
チームは総括会見で今季3位の実績を分析。24歳のエース李承信は
「山中先輩から学んだ『逆境突破力』を武器に、来季はスタメン奪取を目指します」
と宣言。攻撃陣の新たな核としての成長が期待される。
データで見る山中亮平の軌跡
- 通算出場試合: 187試合(クラブ歴代2位)
- トライ数: 89トライ(BK部門歴代1位)
- キック成功率: 82.3%(2023シーズン)
- 代表キャップ: 45試合(2015-2022)
移籍先候補チームの可能性
複数のトップクラブが獲得に名乗りを上げる中、特に注目されるのが:
- 東京サントリーサンゴリアス:戦術的多様性を求めるHCの方針と一致
- 横浜キヤノンイーグルス:若手育成のベテランリーダー役として
- パナソニックワイルドナイツ:W杯経験者の戦術理解力を評価
次章へ向かうレジェンドの選択が、リーグワンの勢力図を塗り替える!