J2リーグ外国人選手の苦境と今後の行方:移籍の可能性と展望
J2リーグで出場機会に恵まれない外国人選手の現状と、今後の移籍の可能性について詳しく解説します。


J2リーグ前半戦を振り返る
明治安田J2リーグは前半戦が終了し、後半戦に差し掛かっています。クラブの状況はもちろん、ここで気になるのが選手の評価です。期待通りの活躍を見せた人がいる一方で、苦しんでいる人も多いのが現状です。
エカニット・パンヤの現状
現役タイ代表のエカニット・パンヤは、まもなく日本を離れるかもしれません。2015年に、下部組織時代から過ごすチェンライ・ユナイテッドでプロキャリアをスタートさせたエカニットは、その後タイ国内のクラブを転々とし、2023年夏に浦和レッズに期限付きで加入。Jリーグ初挑戦を果たしました。
しかし、タレント豊富な浦和ではなかなか試合に絡めず、初めてフルシーズンを過ごすことになった昨季はJ1で9試合の出場に留まりました。監督交代もあった中、終盤戦はほとんどがベンチ外であり、選手にとっては屈辱的なシーズンになったと言えます。
愛媛FCでの苦戦
浦和への期限付き移籍期間が満了を迎え、今季はJ2の愛媛FCでプレーすることになりました。ただ、ここでも苦しい状況は打破できておらず、最下位に沈むチームにおいて、ここまでリーグ戦の出場はわずか3試合。総プレータイムは131分という短さです。
出場した試合では、守備のタスクに追われ、なかなか本来の持ち味を出せずに苦しんでいる傾向にあります。選手、クラブ双方にとって、理想的ではない状態が続く中、前半戦終了を迎えてしまいました。
今後の展望
愛媛FCへの期限付き移籍期間は7月31日までとなっています。延長の可能性は限りなく低いと言わざるを得ず、今夏の退団はほぼ確実です。今後の移籍先やキャリアの行方に注目が集まります。