音無秀孝元調教師がJRA顕彰者に選出

2025年6月16日、JRAは25年度の顕彰者として音無秀孝元調教師を選出しました。音無元調教師は3月4日に調教師を引退し、JRA通算成績は8757戦996勝という輝かしい記録を残しています。彼はヴィクトリー、カンパニー、ピクシーナイトなどの名馬を管理し、JRA重賞90勝（うちG1・14勝）を達成しました。2010年にはJRA賞最多勝利調教師を受賞しています。

音無元調教師のコメント

音無元調教師は選出について次のようにコメントしました。

「このような名誉ある賞は狙って頂けるものではなく、皆さまに応援していただき選んでいただけたことは、大変光栄です。これもひとえに馬主さんはじめファンの皆さま、そして厩舎スタッフのおかげです。今後は管理した馬の子どもたちの活躍を楽しみにしながら、競馬界の発展に少しでも尽力していければと思います。」

顕彰者の選定基準

顕彰者は中央競馬の発展に特に貢献のあった元調教師または元騎手の功績をたたえるものです。調教師の選出には以下の3つの要件を満たす必要があります。

1. 中央競馬における通算勝利数がおおむね1000勝以上
2. 管理馬がG1競走において延べ5勝以上
3. 年間最多勝などで特に顕著な成績を記録

音無元調教師はこれらの要件を満たし、22年の藤沢和雄元調教師以来、12人目の顕彰者となりました。

今後の活躍に期待

音無元調教師の今後の活躍に期待が集まります。彼の経験と知識が競馬界の発展に大きく貢献することでしょう。