デュラントの移籍先候補が絞り込まれる

今シーズン中からトレードの噂が絶えなかったケビン・デュラント（フェニックス・サンズ）の移籍先について、新たな進展があった。現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者によると、デュラント本人が移籍先として希望しているのは、サンアントニオ・スパーズ、ヒューストン・ロケッツ、マイアミ・ヒートの3チームだという。

候補チームの背景

これまでの報道では、ミネソタ・ティンバーウルブズとニューヨーク・ニックスも獲得に関心を示していたが、今回の報道で候補が3チームに絞り込まれた形だ。特に、スパーズはデュラントの出身大学であるテキサス大に近い位置に本拠地を構えており、最有力候補とされている。

デュラントの今シーズンの成績

36歳のデュラントは、今シーズン62試合に出場し、平均36.5分の出場時間で26.6得点6.0リバウンド4.2アシスト1.2ブロックを記録。年齢を感じさせないプレーを発揮したものの、サンズの戦績は奮わず、36勝46敗（勝率43.9パーセント）でウェスタン・カンファレンス11位に終わり、プレーイン・トーナメントも逃している。

今後の動向

NBAは現在、オクラホマシティ・サンダーとインディアナ・ペイサーズによる「NBAファイナル2025」が佳境を迎えており、シリーズ終了後にはフリーエージェント選手との交渉が解禁される。また、6月25日と26日には「NBAドラフト2025」が開催予定で、その直前にトレード交渉が激化する見込みだ。

デュラントの役割

デュラントは、スパーズ、ロケッツ、ヒートの3チームに対して長期間の契約締結を望んでいるという。これらのチームは若手選手を主体としており、デュラントが加入すれば、ベテランとしてチームを率いる精神的支柱としての役割も期待されるだろう。

注目のチームアップ

特に、スパーズのビクター・ウェンバンヤマとのチームアップが実現するかどうかが注目されている。ウェンバンヤマはデュラントのことを「子供のころからの憧れ」と語っており、両者のコンビネーションに期待が寄せられている。