【銀メダリストの新たな挑戦】張本美和が語る始球式の真実「卓球より緊張…次回は完投を誓う」
パリ五輪卓球女子団体銀メダリスト・張本美和が楽天モバイルパークで始球式に挑戦。卓球とは違う緊張感の中での投球パフォーマンスと、今後の目標について熱く語った。

銀メダリストの野球初挑戦
2024年パリ五輪卓球女子団体で銀メダルを獲得した張本美和が、6月13日の楽天対阪神戦で始球式に登場。背番号「963(クロミ)」の特別ユニフォームに身を包み、約2万人の観客前でワンバウンド投球を披露した。
「足の振り上げからリリースまで、卓球のスマッシュとは全く違う感覚でした」と張本。マウンド上で大きく左足を振り上げるフォームは、プロ野球選手さながらの完成度を見せた。
卓球選手が感じた異次元の緊張
国際大会で数々の実績を持つ張本だが、「ラケットではなくボールを握る手の震えが止まりませんでした」と本音を明かす。捕手の鈴木大選手との呼吸合わせでは、卓球のダブルスで培った連携能力が活かされたという。
「90点評価の理由は…」と自己分析する張本。プロ野球選手から直接指導を受けた投球練習の裏側や、試合前日の入念なイメージトレーニングについて詳細に語った。
次世代アスリートの決意
始球式終了後、楽天球団関係者からは「卓球界のエースが野球場でも輝くとは」と驚きの声。張本は笑顔で「この経験を卓球のメンタル強化に活かしたい」と宣言。2028年ロサンゼルス五輪に向けた新たな目標も明らかにした。
最後にファンへ向け、「スポーツの垣根を超えた挑戦をこれからも続けます」と力強いメッセージを送った。