卓球男子ダブルス64年ぶりの金メダル!戸上&篠塚、2028年ロス五輪へ向けて新たな挑戦
戸上隼輔と篠塚大登が卓球世界選手権男子ダブルスで64年ぶりの金メダルを獲得。2028年ロサンゼルス五輪に向けて新たな目標を掲げる。

2025年5月26日、卓球の世界選手権(カタール・ドーハ)に出場した日本代表が帰国し、成田空港で記者会見を行いました。男子ダブルスで64年ぶりの金メダルを獲得した戸上隼輔(井村屋グループ)と篠塚大登(愛知工大)は、その喜びと今後の目標について語りました。
金メダル獲得の瞬間
戸上は「素直にうれしいっていうのと、まだ優勝した感覚がないというのが入り交じって複雑な気持ちです」と語り、篠塚は「メダルを宣言していたんですけど、本当にメダルを獲れるとは思っていなかったし、まさか金メダルとは。本当に夢のようです」と笑顔で話しました。
決勝戦の激闘
決勝では第6シードの林昀儒、高承叡組(台湾)と対戦。第1ゲームを落としたものの、その後は粘りを見せて頂点に立ちました。篠塚は「君が代が流れたときは鳥肌が立った」と感動を語りました。
互いの信頼とメンタルの強さ
戸上は「勝てば歴史的快挙になると頭の片隅にあった。それで頭や体が固くなってしまったけど、篠塚選手は大舞台で初めての決勝の舞台でも臆することなく攻めていく。メンタルお化けだった」と述べ、篠塚は「戸上さんはいつもチャンスできめてくれる安心感があった。安心感にいつも助けられた」と、互いの長所を照れくさそうに明かしました。
2028年ロサンゼルス五輪へ向けて
2028年のロサンゼルス五輪では、男女ダブルスが復活します。戸上は「オリンピックに向けて自信につながる大会になった。次はオリンピックで金メダルを目指したい」と語り、篠塚は「ダブルスでもシングルスでも表彰台に上がりたい」と力を込めました。