ロコ・ソラーレの鈴木夕湖(右) グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」が 8 日(日本時間 9 日)、カナダのトロントで開幕。初戦に臨んだ日本女子のロコ・ソラーレ(Fujisawa)だったが、現地と東京の中継スタジオで奇跡の“会話”が成立する珍シーンが生まれた。 【映像】氷上とスタジオの会話が成立した?奇跡の瞬間 韓国のチーム・ハとの第 3 エンド。先攻のハ・スンヨンの最終投はガードストーンの裏に隠れたように見えたが、画角的にガードストーンまでは見切れていない。中継スタジオで解説を務めた元ロコ・ソラーレメンバーの石崎琴美氏は「どうなんだろ、(相手の石が)見えてるのかな?」、実況の小出アキラアナウンサーも「ガードストーンからどうでしょうか?」と進行を見守ることとなった。 すると、氷上ではまるでその問いかけに呼応するように「半分ちょい見えてるぐらいー!」と鈴木夕湖が大声で回答。もちろんこれはハウス内で次の一手を思考する吉田知那美と藤澤五月に向けたものだが、はからずもスタジオと会話が“成立”し、石崎氏も「夕湖さんが教えてくれた(笑)」と笑顔を見せることに。視聴者もコメントで「そうなのかー笑」「ここは固く 1 点で」などと状況を把握した様子だった。 結局、「半分ちょい見えている石」を藤澤がラストロックで手堅く弾き出し、1 点を獲得。本来は後攻では複数得点が欲しいところだったが、鈴木はいつものように「ないっすー」と藤澤に声をかけた。 ABEMA のコメント欄も「あいかわらず悲壮感がないのがいいちーむですねぇ」「連続スチールしよぜ!」と前向きに反応。ロコ・ソラーレらしさが出た第 3 エンドの攻防だった。 日本時間 9 日 21 時からの第二戦は北海道銀行(Tabata)との日本勢対決となる。カーリング界きっての奇跡を起こす存在、鈴木夕湖の活躍はまだ続きそうだ。