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三井住友信託銀行、勘定系はオンプレ維持・情報系はAWS集約へ

三井住友信託銀行、勘定系はオンプレ維持・情報系はAWS集約へ

勘定系はホストに残し情報系はAWSへ集約。三井住友信託銀の線引き戦略

三井住友信託銀行は、勘定系システムをホストコンピュータによるオンプレミス構成で維持する一方、情報系システムについてはAmazon Web Services(AWS)への集約を進める方針を打ち出した。同行ではすでに250以上のシステムがAWS上で稼働しており、情報系領域においてクラウドが標準的な実行基盤の位置を固めつつある。

焦点は、システムを「残す」か「寄せる」かをどこで分けるかという判断の基準にある。預金や決済など日常取引を支え、安定性と処理の確実性が絶対条件となる勘定系については、長年の運用実績を持つホスト・オンプレミス環境を保持する選択を採った。

一方の情報系では、AWSと共同で立ち上げた組織を中核にクラウドネイティブ化を推進している。個別のシステム移行にとどまらず、開発と運用の体制ごとクラウド前提へ組み替える方向で、情報系の各システムはこの組織を通じてAWSへ集約されていく。

基幹と周辺で実行基盤を棲み分ける構えは、金融機関のクラウド活用における線引きの一つの型を示すものだ。基幹系の可用性・確実性と情報系の俊敏性という異なる要件を、それぞれオンプレミスとパブリッククラウドで満たし、クラウドネイティブ化の適用範囲を明確に限定する同行の手法が注目を集めている。


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