【高校バスケ】聖和学園がベスト16進出!4Q終盤の劇的逆転で浜松開誠館を下す【中国インターハイ2025】
聖和学園が4Q終盤の劇的な逆転で浜松開誠館を下し、中国インターハイ2025のベスト16進出を決めた。嶋森羽奏の活躍が光る試合となった。


試合概要
7月28日、「中国インターハイ2025」大会2日目、女子第1試合で昨年8強の聖和学園(宮城)と浜松開誠館(静岡)が対戦。浜松開誠館がリードを保って迎えた後半、聖和学園が追いつくと大接戦に。4Q開始4分間無得点だった聖和学園だが、終盤で強さを見せて59-56で接戦を制し、3回戦進出を決めた。
1Q: 浜松開誠館のリード
開始から互いに高いオフェンス力を見せる展開に。聖和学園はNo.10嶋森羽奏、No.6生田目さくらの得点に続いてNo.5牟田朝陽が3Pシュートを成功。着実にスコアを伸ばしたが、浜松開誠館も譲らない。No.4前川桃花、No.11齋藤ブレガマリアム、No.6垣内優希奈が速い展開から得点すると、No.7牧田知紘も3Pシュートを決めて開始5分で浜松開誠館の13-11となった。クォーター中盤以降、聖和学園のシュート成功率が落ちたのに対して、浜松開誠館はトランジションからNo.12吉田光咲、No.4前川、No.7牧田が着々と得点。22-13として1Qを終えた。
2Q: 聖和学園の巻き返し
レンジの広い浜松開誠館#4前川桃花。ディープ3Pを何本も決めてみせた。巻き返したい聖和学園は2Q、No.11佐藤楓菜が得点源に。ディフェンスに苦しんでペイント近くでいい形を作れない中で、3Pシュートなどで追加点を奪う。しかし、浜松開誠館はNo.4前川がディープ3Pシュートを立て続けに射抜くなどでリードを保つ。アウトサイド中心の仕掛けとなっていた聖和学園だが、クォーター中盤からはNo.7村形智珂のポストアップを生かすとNo.10嶋森の3Pシュートも飛び出し点差を縮めようとする。それでも浜松開誠館はNo.4前川の3Pシュートが変わらず好調。No.6垣内優希奈がドライブから得点につなげるなど、バランスの良い攻撃を見せてリードをキープしていたが、終盤にターンオーバーが出て失点。37-33と2ポゼッション差リードでハーフタイムを迎えた。
3Q: 聖和学園の逆転
3Qは序盤からディフェンスが目立つ展開に。前半はリバウンド争いで苦しんだ聖和学園だが、ボックスアウトの意識が高くなる。するとキャプテンNo.4齋藤凌花の3Pシュートで迫ると、No.5牟田のフリースローで40-39と逆転。さらに浅い位置でパスを回し、ドライブレーンを作るとNo.4齋藤、No.10嶋森がそこに飛び込んでいって得点。残り3分で46-39とした。流れが悪かった浜松開誠館はタイムアウト後、ディフェンス強度を高めるとNo.6垣内がオフェンスでけん引。差を詰めると終了間際にNo.15山内彩花里がフリースローを決め、聖和学園の46-45で3Qを終えた。
4Q: 劇的な逆転勝利
4Qは両チームとも慎重なプレーが目立つ中、聖和学園のNo.10嶋森羽奏が勝負どころで得点力を発揮。終盤の劇的な逆転で59-56とし、ベスト16進出を決めた。