【NBA】シモーネ・フォンテッキオが語るヒート移籍とNBAでの成長戦略
シモーネ・フォンテッキオがヒートへの移籍とNBAでの成長戦略について語る。彼のキャリアとヒートのカルチャーへの適応を探る。

シモーネ・フォンテッキオは、NBAキャリア3年目を終えた今オフ、ダンカン・ロビンソンをピストンズに送るトレードでヒートに移籍しました。2022年にイタリア代表のエースとしてユーロバスケット8強進出に貢献し、その1カ月後にジャズでNBAデビューを果たしました。
NBAでの順応
フォンテッキオは、NBAのバスケに順応するのに時間がかかりました。「NBAはどこか遠い別の場所だった。それが突如として現実となり、飢えた若者たちと競争するのは簡単じゃない」と1年目を終えた彼はコメントしています。
スタイルの変更
彼は、ヨーロッパでエースとして得点を稼ぎ出していたスタイルを捨て、バランスの良い体格とフットワークの良さを生かしたディフェンスに注力する道を選びました。ジャズでの2年目は先発フォワードの座をつかむも、再建中のジャズはシーズン途中で意外な好成績を生み出す主力を次々とトレード。こうしてフォンテッキオもピストンズへと移籍することになりました。
ピストンズでの経験
ピストンズでは控えに逆戻りとなったが、ジャズ以上にフィジカルなディフェンスを重視するピストンズでフォンテッキオの評価は高まりました。ただし、その立場はあくまでロールプレーヤーで、昨シーズンは開幕前に左足を手術した影響もあって出遅れ、75試合に出場するも出場時間は減り、前年に10.5だった得点は5.9まで落ち込みました。
ヒートへの移籍
そのフォンテッキオはヒートへの移籍を「大きなチャンスだと思う。エージェントからは移籍があるかもしれないと聞かされていて、トレードは何度経験しても慣れないけど、行き先がヒートで良かった」と語ります。
ヒートのカルチャー
「若い選手を育成して、特にドラフト外の選手を大きく成長させるヒートの手腕をリスペクトしてきた。僕もドラフトで指名されたわけじゃないし、NBAに来るのも遅かった。ヒートはそういう選手の力を引き出すのが上手いよね。ヒートのカルチャー、勤勉さが僕は好きだし、自分に合っていると思う」とフォンテッキオは述べています。