NBA年俸の歴史的変遷:2030年には7000万ドル台に突入!

NBAの年俸は約30年で10倍に増加し、2030年には史上初の7000万ドル台に突入する。シェイ・ギルジャス・アレキサンダーの大型契約と年俸の変遷を解説。

NBA年俸の歴史的変遷

NBAは近年、莫大な放映権料などの影響でリーグ全体の収益が増加し、それに伴い選手のサラリーも増え続けています。特に、2024-25シーズンのMVPで、オクラホマシティ・サンダー優勝の立役者となったシェイ・ギルジャス・アレキサンダー(SGA)が、4年総額2億8500万ドルの大型延長契約に合意しました。最終年となる2030-31シーズンの年俸は7900万ドルで、NBA史上最高額となります。

年代別最高年俸選手の変遷

以下は、1980年代以降のNBAシーズン別最高年俸選手とその金額の変遷です。

  • 1980~82:カリーム・アブドゥル・ジャバー、ジュリアス・アービング、ビル・ウォルトンら/100万ドル
  • 1982~84:モーゼス・マローン/220万ドル
  • 1984~87:マジック・ジョンソン/250万ドル
  • 1987-88:パトリック・ユーイング/275万ドル
  • 1988-89:パトリック・ユーイング/325万ドル
  • 1989-90:パトリック・ユーイング/375万ドル
  • 1990-91:パトリック・ユーイング/425万ドル
  • 1991-92:ラリー・バード/707万ドル
  • 1992-93:デイビッド・ロビンソン/572万ドル
  • 1993-94:デイビッド・ロビンソン/574万ドル
  • 1994-95:マジック・ジョンソン/1466万ドル
  • 1995-96:パトリック・ユーイング/1872万ドル
  • 1996-97:マイケル・ジョーダン/3014万ドル
  • 1997-98:マイケル・ジョーダン/3314万ドル
  • 1998-99:パトリック・ユーイング/1850万ドル
  • 1999-00:シャキール・オニール/1714万ドル
  • 2000-01:ケビン・ガーネット/1960万ドル
  • 2001-02:ケビン・ガーネット/2240万ドル
  • 2002-03:ケビン・ガーネット/2520万ドル
  • 2003-04:ケビン・ガーネット/2800万ドル
  • 2004-05:シャキール・オニール/2770万ドル
  • 2005-06:シャキール・オニール/2000万ドル
  • 2006-07:ケビン・ガーネット/2100万ドル
  • 2007-08:ケビン・ガーネット/2375万ドル
  • 2008-09:ケビン・ガーネット/2475万ドル
  • 2009-10:トレイシー・マッグレディ/2324万ドル
  • 2010-11:コビー・ブライアント/2481万ドル
  • 2011-12:コビー・ブライアント/2524万ドル
  • 2012-13:コビー・ブライアント/3045万ドル
  • 2013-14:コビー・ブライアント/3045万ドル
  • 2014-15:コビー・ブライアント/2350万ドル
  • 2015-16:コビー・ブライアント/2500万ドル
  • 2016-17:レブロン・ジェームズ/3096万ドル
  • 2017-18:ステフィン・カリー/3468万ドル
  • 2018-19:ステフィン・カリー/3746万ドル
  • 2019-20:ステフィン・カリー/4023万ドル
  • 2020-21:ステフィン・カリー/4300万ドル
  • 2021-22:ステフィン・カリー/4578万ドル
  • 2022-23:ステフィン・カリー/4807万ドル
  • 2023-24:ステフィン・カリー/5192万ドル
  • 2024-25:ステフィン・カリー/5576万ドル
  • 2025-26:ステフィン・カリー/5961万ドル
  • 2026-27:ステフィン・カリー/6259万ドル
  • 2027-28:ジョエル・エンビード/6430万ドル
  • 2028-29:ジョエル・エンビード/6907万ドル
  • 2029-30:シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/7390万ドル
  • 2030-31:シェイ・ギルジャス・アレキサンダー/7900万ドル

年俸のインフレと将来の展望

80年代から90年代前半まではリーグの最高年俸選手でも200~500万ドルだったのに対し、昨季トップのカリーの年俸は5576万ドル。約30年で10倍に膨れ上がりました。そして、2030年にはギルジャス・アレキサンダーが驚愕の7000万ドル台に突入します。

来季の選手の最低保証年俸は127万ドルで、ドラフト1位ルーキーは1年目から1152万ドルもの大金を手にします。まさにアメリカンドリームです。

NBAのインフレはどこまで伸び続けるのか、今後の動向が注目されます。

構成●ダンクシュート編集部

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